花の下にて春死なむ 講談社文庫北森鴻
「気の利いたビアバー『香菜里屋』と、ワインレッドの
エプロンに刺繍されたヨークシャテリアと同じ顔で小首を傾げる
マスター工藤。そして、そこに集まる常連客たちが持ち込む6つのミステリィ。
第52回日本推理作家協会賞「短編」および「連作短編集」部門受賞の短編集」
短編の名手、北森鴻先生です。
最初に北森鴻作品に出会ったのは、
アンソロジー「
大密室」に載っていた「不帰屋(かえらずのや)」からで、これは「
凶笑面―蓮丈那智フィールドファイル<1> 新潮文庫」に掲載されています。
これを読んだ後に「
狐罠」を読みました。
で、その後に
これだったわけですが、読む順番としては逆のほうがよかったかなという気がしました。(なぜかは凶笑面までたどり着いてもらえればわかっていただけるかと)
行きたいなぁ、「香菜里屋」って思いましたね。日常で起こったちょっと不思議っぽいことを推理仕立てにして持ち込んで、常連客と話し合いながら
ビールを飲んだら、最高でしょうね。で、話の途中にちょっと中座したマスターが「こんなものを作ってみました」っておいしい料理を運んでくる、と。いいなぁ。
とにかく雰囲気がやさしいし、短編なので非常に読みやすいしで、おすすめです。
ひとつのお話がそれほど長くないので、たとえはまり込んでしまっても大丈夫。話の区切りはすぐに着ますから心配は要らない。忙しいときでもひまを見つけて読めます。
これが京極夏彦あたりだとそうはいきません……
posted by シロ at 21:29| 神奈川

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